おもしろい話には順序が大事『フリオチについて』
たっくーTVにハマってる、ヒステリックバトラーです。
今まで『会話が上手い人に共通する〇〇の特徴』なんて記事をよく読んでました。ですが本当に大事なのは、特徴を知ってマネするのでは無く、『なぜ』この会話が面白いのかを考える事。
今迄、おもしろい話の話題作りについて書いてきました。話題作りが出来たら、いよいよ会話を面白くする順番です。
おもしろい会話の順番『フリオチとは』
人を笑わせる技で一番使われてる。『フリオチ』とはご存知でしょうか。フリオチとは『会話の流れ=フリ』『会話の笑わせる所=オチ』2つを合わせたのがフリオチです。
具体例
芸人「サンドウィッチマン」を知ってますか。(伊達みきお、富澤たけし)のコントにはフリオチが多く使われてます。
タクシー運転手のコントで、タクシーに乗ってきた伊達、運転手の富澤が、お客さんに何処まで行くのか聞いたとき。
富澤「どこまで行くの」
伊達「五反田」
伊達「4時から会議があるから、急がなきゃいけないから、遅刻できないんだよ」
富澤「はい」
伊達「急いでくれないか」
富澤「ちょっと、ナニイッテルカわかんない」
何回見ても笑ってしまいます。サンドウィッチマンさんのコントは本当におもしろいです。
このコントの、フリとオチについて伝えます。フリ「どこまで行くのか聞いて、まじめに聞き、しっかり理解してる様に見せる」オチ「理解してそうに見せて、まったく理解してない」
フリをしっかりしないと、オチが濁る。
フリとは、打ち上げ花火の導火線みたいな物です。導火線がしっかりしてないと、花火本体に着火しないですよね。フリオチも同じです。フリがしっかりしてないと、オチの部分が盛り上がらないのです。
相手を魅了する、興味をそそる「フリ」を考えるのです」。この前ゲームセンターで、店員さん同士が喧嘩しててなど、相手が興味をそそる話題を取り入れましょう。やらかした話し、失敗談などは興味がそそられる話題なので、失敗談などを「フリ」に取り入れると興味が引かれると思います。
フリ=この先どうなるんだろうと、興味を誘う。
オチ=考えてた事と全く別のこと、想定外の出来事
どんなオチにすれば良いか
会話のオチと言われても、どんなオチが面白いのか分からないと言ってる貴方。おもしろいオチに共通してることが有るんです。「なのに方」です。
- いままで失敗したこと無かった、なのに。
- サッカーで負けたこと無かった、なのに。
- 待ち合わせして、いままで一回も遅刻したこの無かった、なのに。
「なのに方」なのです。オチとは、相手が考えもしなかった事を言えばよいのです。モチロン嘘を言えばよいと言うわけではありません。想像もしてなかった驚きが「オチ」になるんです。
どこでも使える簡単な具体例
- ドシャブリの雨なのに、雨に打たれながら「メッチャ天気良いねと言う」
- すごく不細工なのに、友人の後ろを通るとき「イケメン失礼しますと言う」
- 真顔で「かわいいね」。友人に、お前の言葉は心がこもってないと言われるんだとねと言う。
とにかく「なのに」を思い浮かべてみましょう。1時間前に起こったこと、ご飯を食べてたとき。なんでも良いので「矛盾、なのに」を探してみて下さい。オチを探しながら行動するのも面白いものです。
おもしろく無い話は、だいたいオチを先に言ってる
例=パチンコ屋に行ったときと話し
「パチンコ屋の店内は、音が大きくてうるさいから、耳栓代わりにパチンコ玉を耳に詰めるんだ。」
「どの台が当たりそうか、いろいろ眺めてたら。一人変わったおっさんを見かけた」
「その人は、鼻にパチンコ玉を詰めてた」
「花粉症なのか?タバコの煙が嫌なのか?」(とにかく謎だった)
「気になったので叔父さんの事を、しばらく見てたら」
「鼻からパチンコ玉が落ちる瞬間に遭遇、落ちた瞬間」
「鼻血が出たんや!!それを見てからパチンコ屋に行くのは辞めようと思ったw」
この話しのフリは「耳にパチンコ玉を詰める人が居るのに、鼻に詰めてるシュールなおじさんが居る状況」
オチは「花粉が嫌で詰めてると思ってたパチンコ玉が、実は鼻血を止めるのに使ってた。」
ここで話しがおもしろく無い人は、オチを先に言ってしまうのです。「パチンコ屋に行ったら、おっさんが鼻にパチンコ玉詰めてて、それが外れたら鼻血が出たんだよ」おもしろい出来事なのに、フリがしっかり出来て無いせいで、オチの面白さが50%ほどになってます。
この話しで大切なのがフリです、おもしろい話しはフリがしっかりしてるから、オチが引き立つのです。ですが、おもしろい出来事は突然やってきます。歩いてたらイヌのウ〇コを踏んだという出来事も、歩いてたら急におもしろい話し降ってきます。世の中のおもしろい出来事はオチから始まるのです。だったらオチからフリを作れば良いのです。
オチからフリを作る
オチから、フリを考えるのです。
オチ「いぬのウ〇チを踏んだ」
↓
フリ「天気がよく、きもちい気分で青空をみながら歩いてた」
思ってたよりも簡単じゃないですか。フリから考えるとオチが変わってしまったり、オチが分からなくなる時があります。殆どのオチは、非日常出来事なので、フリを日常間を出すだけでも十分なフリオチになるのです。
まとめ
「嘘も方便」=ものごとをスムーズに運ぶ為には、嘘も必要なこともあると言うこと。オチを面白くするためには、フリに多少の嘘を混ぜるのもしかたないと思う。
フリオチを気にしながら、会話をするだけで面白い話が出来る。おもしろい出来事があったら忘れない為にメモをしよう。